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2008年6月 5日 (木)

私の妻

16:17 2008/06/05

つつましやかな私の妻

私の妻はタイ人だ。
今から9年前にチャイヤプーム県の片田舎を一人で旅行した。
この村にはホテルはおろかゲストハウスさえなかった。
私はこのさびれた村の農家に泊めてもらうことになった。
この村で2週間あまりの時間をすごしたことが、その後の私の人生を変えることになった。
私は会社を早期退職してタイに移住する決心をした。
妻はこの親切な農家の娘で、学歴はまったくないが心のたいへん優しい人だった。
日本ではこんな感じの人に出会ったことはない。
妻は日本語はおろか英語もまったくしゃべれない。
二三日前、妻が思いつめたように『お父さん五百バーツお母さんに下さい』と言ってきた。
『何につかうの?』と尋ねたところ、地元のおばさんが手で織った絹の布が欲しいという。この美しい絹の布をつかって、来るべきカオパンサー(入り安居)のときにきておしゃれをしたいとの申し出だ。お父さんは、普段からの、あまりにもつつましやかな妻の態度がかわいそうになり、千バーツを妻に渡した。後でよく妻に聞いたところ、布代が800バーツ、仕立て代が200バーツ、合計丁度千バーツかかるということだった。千バーツは高額なので、私に言い出せなくって、500バーツくださいと話した妻。ほんとうに、つつましいなと思った。
妻にはあまり粗末なものは着用して欲しくないので、パンツやブラジャーは品質のよいワコールのものを買ってときどき与えているが、日本人では考えられないくらい、大事に大事に使う。
貧しさから、このような発想が生まれたのは明白だけれども、私はこの妻のとてもつつましやかな態度が大好きだ。

kiyoshi matsui from khonkaen, thailand

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