ちょっといい話
カイちゃんを朝学校に送り届けるときに、毎朝100バーツをおこづかいとして渡す。
今朝もいつものように100バーツを渡したら、昨日のがまだ残っているのでいらないと言われた。
子供たちはたいてい20バーツのおこづかいを朝学校に出かける前にもたされる。
カイちゃんの100バーツは世間の常識では高すぎるみたいだ。
年金を受け取るようになってから貯金はあるものの年金の範囲で切り詰めた生活をしている。
日本の感覚では丁度30万くらいの生活レベルだ。
月末に残高が少なくなると、父親はビールをやめて、浮いた分をカイちゃんに渡す。
カイちゃんはそれを知っていたのだ。
それでお金を受け取るのを断ってきた。
カイちゃんの後姿が見えなくなったときに胸が熱くなって涙が出た。
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