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2022年5月23日 (月)

ヌアラエリアで紅茶の製造工場を見学 美しいオレンジペコの色合いに感銘を受けました

今から20年前くらいの話しなんですが、40才になったばかりの私はスリランカの大規模農業開発プロジェクトに配属させられました。
スリランカは小さな島ですが、それでも中央部に高い山々を戴く美しい島です。
大変な難工事で、プロジェクトが完成するまで、工事着手から6年を要しました。
中央部の分水嶺を挟んで、東側のマヒアンガナに隣接してプロジェクトサイトがありました。
プロジェクト用地は広大で、ジープで回っても一日では回りきれないくらいの広さがありました。
分水嶺を下った西側には昔の王朝があったキャンデーという街があります。

キャンデーのはずれから、すぐ前の山を目指せば、そこはヌアラエリアと呼ばれる有名な避暑地なんです。
大変美しく整備されたゴルフ場はみずみずしくさえありました。
ゴルフ場を左手に見て、ジープで更に進むと有名な紅茶製造工場があります。
私はさっそく工場見学をさせてもらうことにしました。
あたりは紅茶のふくよかで甘酸っぱい香りで溢れていました。
スリランカの正装であるサリーを身につけた美しい女性に工場内の施設を案内してもらいました。
彼女の喋る流暢な英語はまぎれもなくあの美しいクイーンズイングリッシュでありました。
ビルマのスーチーさんと同じように英語を流暢に操る上品な彼女に魅了されました。

休憩時間で出されたのがオレンジペコという紅茶の逸品です。
その名が示す通り、目にも鮮やかなオレンジ色の美しさに魅了されました。
そのお味がまた素晴らしいのです。
ダークブラウンの渋みのある紅茶とは一線を画す、マイルドな味わいに魅了されました。

さて、6年の歳月を掛けてプロジェクトは見事完成しました。
時のスリランカ大統領、J.R.ジャヤワルダナ大統領と、建設担当大臣であるガミニ大臣が竣工式に出席されました。
私たちは、美しい花束を用意して、大統領と大臣にそれぞれ手渡しました。

プロジェクトが竣工して日本へ一時帰国を果たした私は、しばらく日本に滞在していました。
ある日の午後、国際郵便で、自宅までスリランカの新聞紙で覆われた粗末な小包が届きました。
プロジェクトの地域を統括する警察署長さんが、わざわざ私のために送ってくれたものなのです。
さっそく梱包を開いてみました。
中からは、あの懐かしいヌアラエリアのオレンジペコが4キロ以上も出てきました。
懐かしいオレンジペコの色合いを愛でながら、フルーティーな不思議な花の香りを楽しんでいたら、突然胸が一杯となり、私はたくさんの涙を流してしまいました。

紅茶の種類と茶葉 には実にたくさんの種類があるのですね。

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